ダーマペン4は超極細針を皮膚に刺して微細な穴を多数あけ、傷を修復しようとする再生力によってコラーゲン生成を促進し、シワやたるみ、毛穴の開き、ニキビ痕などを改善していきます。
ダーマペンにさまざまな薬剤を組み合わせると、薬剤の成分を微細な針穴から皮膚に浸透させることができます。 当院では脂肪幹細胞由来の成長因子を含むBENEVとPRX-T33(コラーゲンピール)を組み合わせたヴェルヴェットスキン、そして多血小板血漿(+成長因子)を用いたヴァンパイアフェイシャルに対応します。
ダーマペン4+BENEV
頬鼻のみ ¥22,000(税込)
全顔 ¥33,000(税込)
ヴェルヴェットスキン
頬のみ ¥24,200(税込)
全顔 ¥35,200(税込)
ヴァンパイアフェイシャル
PRP3ml ¥66,000(税込)
+FGF ¥88,000(税込)
(針代、クリーム麻酔代、ノーマルパック代は料金に含まれます)
治療の流れ
1.表面麻酔(15-20分)
2.ダーマペン4施術(全顔で15分ー20分)
3.シート―パックでクーリング
4.治療当日は12時間、洗顔とお化粧は控えていただきます(突っ張る場合はプロペト)
ヴェルヴェットスキンの場合は、浅めのダーマペン後にPRX-T33を塗布します。 塗布時には焼けるような刺激感がありますが、ふき取りですぐにおさまります。 施術後は2-3日程度まで赤みと軽いヒリヒリ感、その後は薄い皮むけが数日間みられることがあります。
ダーマペンはオーストラリアのEquipmed社が開発したマイクロニードル医療機器です。
2011年の発売以来、進化を続けて2018年発売の最新機種ダーマペン4では、33G(ゲージ)
の極細針(太さ約0.20mm)×16本のカートリッジが標準使用可能となりました。
1秒間の振動数は最大120回で、1秒で1,920個の微小な穴をあけることが可能とされます。
お肌の状態に合わせて、針の長さや速度を調節して最適な治療ができます。
BENEV社はアメリカFDA(日本の厚生労働省に相当)の認可を受けた製薬会社で、安全で効果的と認定された材料のみを使用し、米国薬局方(USP)基準に適合した設備で研究開発、品質管理されています。
カリフォルニア大学で再生医療、組織再生研究に従事したグレッグ・マグワイヤー元教授が開発に携わり、ヒト脂肪幹細胞を純粋培養して精製された多種の成長因子を含有しています
国内の多数の施設での使用実績があり、当院でも10年以上にわたってマイクロニードリング(ダーマローラー治療)やCO2フラクショナルレーザーなどの施術に用いてきました。
ダーマペン後の肌細胞の再生、コラーゲン生成を促し、肌組織の修復や色素沈着の改善が期待されます。
PTXーT33の主成分は、TCA(トリクロロ酢酸)、過酸化水素水、コウジ酸で、コラーゲンピールあるいはマッサージピールと呼ばれる施術に用いる薬剤です。
TCAといえば強力なタンパク固定力とピーリング作用を持ち、よほどのニキビ痕(瘢痕)の治療以外では、日本人には使いづらい薬剤という印象でしたので、ケミカルピーリングには主にグリコール酸、乳酸、サリチル酸マクロゴールなどマイルドなピーリング剤が用いられてきました。
PRX-T33はイタリアのカステラーナイ氏が開発した新しい処方で、TCAを低濃度の過酸化水素水と混合することによって表層でTCAを中和し、強い傷害から皮膚表面を保護することができます。 このため表面ではタンパクが変性するフロスティング(白くなる)反応がおきません。 その後真皮層まで浸透したTCAは線維芽細胞を活性化させてコラーゲン生成を高めます。 適切な低濃度の過酸化水素は創治癒反応を促すとされます。 酸を使って角質を除去したり瘢痕の組織を変性除去するといった、これまでのピーリングとは異なる発想の肌再生治療といった感じです。
コウジ酸はメラニン色素を作るチロジナーゼという酵素を阻害する作用をもち、美白剤として用いられてきました。 麹をあつかう杜氏さんの手が美しいことから美白作用が発見されたといいます。 一時は発がん作用が心配されたのですが、その後の試験で安全性が確認され、厚生労働省の部会でも懸念はないとの見解が発表されました。 くりかえしの施術で美白効果も期待されます。
ヴェルヴェットスキン
■診療区分 自由診療
■治療期間及び回数 初回でも効果実感あり。 効果が落ちたとき、6-8週あけて施術
■施術のリスク・副作用 ●施術中に強めの刺激感(灼熱感)と赤みを伴う
●施術後2-3日のヒリヒリ感、赤み、腫れ感あり。その後、皮剥けが
長くて1週間ほど続く
●まれに痂疲(かさぶた)ができるリスクがある
●紫外線の影響を受けやすくなるので、しっかりと紫外線対策を行う
■承認区分 未承認機器・薬品使用
注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
治療に用いる医薬品・機器は当院医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。個人輸入において注意すべき医薬品等については下記をご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html