THE INVENTOR OF SKIN HEALTH SCIENCE
ZEIN OBAGI,MD
ゼオスキンヘルスのプログラムの前身になったのは、レチノイド効果の研究をもとに、カリフォルニア州ビバリーヒルズを拠点とする皮膚科医であるゼイン・オバジ先生が1897年に商品化した「Obagi Nu-Derm System(オバジ ニューダーム システム」です。
Obagi Nu-Derm Systemは、化粧品のようなセットで肌を改善し、
紫外線ジミや小じわ、毛穴の開きやニキビを改善させることを目的として開発されました。
主な成分はフィチン酸(ピーリング作用と有効成分の浸透を高めるはたらき)、ハイドロキノン(強力な美白成分)で、ここにビタミンA誘導体のトレチノインをあわせることで肌細胞の新陳代謝を強力に進めてシミの色素を取り除いていきます。 トレチノインには皮脂分泌の抑制や角質剥離作用もあり、ニキビ治療にも広く使用されています。
ハイドロキノンを含むブレンダーとトレチノインクリームの配合量を調節することで、トレチノインの効果を調節できるものの、赤み、腫れ、角質の剥離や乾燥感、刺激感が1か月程度は続くことから、ハードルの高い治療でした。 今から20年ほど前、東京警察病院形成外科の大森先生が中心となりセミナーも多く開催され、参加者には基本的なセットも配られたことから、わたしやスタッフも試してみましたがハードなコースは断念した経験があります。
Nu-Dermシステムはインターネット販売を通じて、大きな拡がりをみせましたが、ハイドロキノンによるかぶれ(接触皮膚炎)やレチノイド反応による赤みや炎症との区別、どの程度であれば継続し、どのレベルを超えたらステロイドを用いてでもコントロールすべきかを判断するのは非常に難しいところです。
自己治療による多くのトラブルを見てきたDrオバジは、製品を使用するには医師を通じた監督が必要であるとの哲学のもとに
2013年にゼオスキンヘルスを完全に独立させました。
Drオバジの35年以上にわたる研究から、ゼオスキンヘルスのシリーズにはニューダームシステムから大きな進化がみられています。 医薬品レベルのビタミンA誘導体であるトレチノイン(オールトランスレチノイン酸)だけではなく、作用・濃度の異なる各種のレチノール製品をそろえ、個人の肌に合わせたきめ細かい調節ができるようになっています。 このため、生活のスタイルに合わせて、強い赤みや刺激感を最小限にレチノイド効果(A反応)をスキンケアに取り入れることができます。
トレチノインは2-3か月連続使用すると効果が低下する(耐性獲得)ことがあるのは以前より広く知られていました。 Drオバジは、強力な美白剤ハイドロキノンクリームの連用による効果減弱(耐性)と色ムラの悪化にも注意を喚起し、数か月の使用後には2-3か月の休止が必要であると考えています。
12~18週にわたる積極的なセラピューティックコースが
終了しても、しっかりとしたメンテナンスをしないと、半年くらい経過すると、徐々にシミが目立ちはじめます。
美しい肌を保つため、レチノールを用いたスキンケアを継続することが必要となります。
セラピー → メンテナンス → 日々のスキンケア →
トラブルの予防 といった一連の流れによるスキンケアプログラムがスキンケアサークルと呼ばれる新しい発想です。